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様々な治療法がある
首や肩の痛みが特に激しい場合で、急性なら高用量のコルチゾン系薬剤の投与、あるいは脊髄や脊髄神経を囲む硬膜外腔へのコルチゾン注射が必要になるかもしれません。
首や肩の痛みが中レベルと軽レベルの場合には、筋痙學の引き金点に局所麻酔薬(リドカイまたはノボカイン)を注射すれば痛みが緩和されることがあります。
薬以外で首や肩の痛みをコントロールする治療には、理学療法、ソフトカラーやブレースの装着、電気刺激(経皮的神経刺激)、鍼、マッサージ、そしてごく軽く行う受動術(筋肉の緊張をほぐし、骨格構造の動きを取り戻させる方法)などがあります。
マニュプレーション(徒手療法)をする場合は、神経圧迫の徴候(腕または手の脱力感、しびれ、刺すような痛み)がないケースでは慎重に行う必要があります。
こうした首や肩の治療法の、最後にして最大の手段は手術です。
手術が必要になるのは、この手段によらなければ脊髄損傷や永久的な神経損傷が起こる危険があるという場合です。
また、医学的な支援には心理カウンセリングも含まれます。首や肩の痛みが急性であれ慢性であれ、痛みによるストレスが回復力を著しく弱め、治療を遅らせているときには有効な治療法です。
つまり、よく眠れないため仕事が思うようにできないと感じていたり、いつになく不機嫌で怒りっぽくなっていたり、社会との接触を避けようとしていたり、あるいは症状の改善に有効だとわかっているのにそのことをやらなかったりするといった状態なら、あなたは自ら苦痛を長引かせているかもしれないのです。
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