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薬に頼らない家庭でできる痛みの軽減法「冷湿布・温湿布」
首や肩に激痛が走る場合は、一般的に一番簡単で効果のある治療法は、冷湿布を首や肩に当てる方法です。
冷湿布はたいていの薬局で購入できます。冷凍庫に入れ、冷えたら皮膚に直接当てるか、当てた瞬間のひやっとする感じが嫌なら、それを和らげるためにタオルにくるんで当てるといいでしょう。
20分も続けていれば、普通は痛みが引いていきます。
これより長く冷やしつづけると凍傷になることがありますので、注意しましょう。長くやり過ぎないことです。
冷湿布は、必要に応じて1時間毎に20分間ずつ、繰り返し用いてもかまいません。冷湿布は薬の副作用という危険性なく痛みを軽減できる、非常に安全な治療法と言えます。
もし冷湿布が手近にないときには、氷を入れたビニール袋や、冷凍庫の中の野菜の袋(冷凍コーンや冷凍豆などの形を変えやすいものがよいです)を痛みのある部分に当てて代用することもできます。
いっぽう、もう少し痛みが軽ければ温湿布がとても効果的です。また、熱いシャワーや温かいお風呂に入るのも筋肉の張りやコリをほぐす効果があります。
痛みが中度から軽いレベルなら、まず温湿布で筋肉をリラックスさせてからストレッチ運動や強化エクササイズを行うとよいでしょう。
エクササイズをしたために首がうずくときは、冷湿布を当ててうずきを鎮めるようにします。
痛む首や肩にとって最高に気持ちが良いのは、暖かく湿り気のある熱です。こうした熱は、熱いおしぼりや電気式温熱パッドを使えば得ることができます。
温湿布を当てるときも、冷湿布と同じく、時間は長くて1時間毎、20分以内にしましょう。
冷湿布で凍傷になるおそれがあるとすれば、温湿布や温熱パッドはそれ以上に、使い方しだいで低温やけどを負う危険があります。
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